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一家に1台の必需品!「ホワイトボード」

今日のゲストは玉置沙由里さん。
玉置さんと言えば、「女。MGの日記。」というブログを書かれていて、これまでの時代にはなかった視点での考えや行動をされており、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

「露出社会」を提唱したり、ブログ上でパトロンを募集したり、はたまた最近では、運営し、自らも住んでいたシェアハウスを手放し、家を持たない生活をはじめたり・・・
一瞬足りとも玉置さんから目を離すことができません!

そんな玉置さんが紹介してくれた「これまじ!」商品は、シェアハウス時代に大活躍していたというこちらのアイテム。

「ホワイトボード」

会社や学校には普通にありますが、家にホワイトボードはなかなかありません。
玉置さんは、このホワイトボードをシェアハウスでフルに活用されていたそうです。

お互いのメッセージのやり取りにメールを使わずに、敢えてアナログ的にホワイトボードを伝言板として活用していたり、決め事、揉め事を話し合うときに使われたり・・etc..

ホワイトボードのおかげで、円滑にコミュニケーションを取ることができ、シェアハウスの運営に大きく貢献してくれたと言います。

「家にホワイトボード」

お話をお聞きして、私もホワイトボードって、家にものすごく必要なものではないかと思いました。

会社には必ずホワイトボードがあります。
それは、1つの目標に向けて、どのように取り組むか、問題点は何なのか、それを達成することで何が得られるのか?など経営を進めていく上で、会議を行い考えをまとめて、明確にし共有することが必要だからです。

家族はどうでしょうか?
家族にも、こういう家庭にしたい、こういう生活をしたい、子どもにはこう育ってほしい、老後はこう過ごしたい、何歳までにはいくらためないといけないなど、決めなければいけないことはたくさんあります。
まさに経営そのものではないでしょうか。

しかし、私たちは普段、こうしたことに関して、しっかりと話し合うことが本当にできているのでしょうか?
家族だからという安心感から、うやむやにしてしまい、ストレスが段々たまって、ある日爆発してしまう。
そんなことが日本中の多くの家族で起こっているような気がするのです。

私の家では、家族会議を週に一度開いていたことがあります。(最近はさぼり気味ではありますが・・笑)
私が仕事の忙しさにカマかけてなかなか妻と話しをする時間を取ることができていませんでした。そんな中、妻は子育てや仕事のことなどについて、ストレスをためていたのでした。
そのストレスは一度にたまったものではなく、じょじょに、じょじょにたまっていたものだったのです。
これはまずいなと思い、考えついたのが家族会議でした。

家族全員が言いたいことを言える場を作っておくことで、家族の目標が定まり、ストレスも貯まらず、円滑に生活できるようになるのではと考えた上での判断でした。
結果はとてもよく、お互いの思っていることがよく理解でき、また、小学生である息子も自分の意見を言う良い練習にもなりました。

仕事は生きていく上で必ず必要なものです。
そして、家族もそれと同等に、いや、それ以上に必要で大切なものです。
そんな大切な家族のことをもっと真剣に考える時間を取るべきではという自分の考えが、玉置さんのお話をお伺いして正解だったのかなと感じることができました。

玉置さん、すてきな「これまじ!」商品のご紹介ありがとうございました!
さー、さぼり気味になっていた家族会議復活させるかな。
もちろんホワイトボードという「これまじ!」アイテムを揃えて!

    

おまけ:い、家がない?!

冒頭にも書きましたが、実は玉置さん、今、家がありません。
「えっ!!」と思われるかもしれませんが、決まった家がないだけで、住む場所はあるのです。

どういう考えで、また、どんな形態を取られているのか、玉置さんのブログ記事を紹介したいと思います。

私の両親の世代が憧れたという「マイホーム」という夢を私も同じように追いかけることはできない。一生「マイホーム」なんてもつことはないだろう。別に、両親がバカだったとか言いたいわけじゃない、その時その時の時代の文脈がある、そしてその文脈の上に乗っかってる人々の欲望は変化していくだけの話し。ああせつなし!

ほらみて、このスマートフォン!画面をのぞき込むと、まるでどこでもドア!ドラえもんになった気分さ。いろんな世界にワープ!ワープ! もはやこの場所に拘束されない気分になってくる。広がるサイバー大陸。あたしたち、よっこらしょどっこいしょっと、この大陸に、家を建設し始めている。mixi facebookは私の居場所。ここに帰ってきたら、なんか安心する。

おまけに、サイバー大陸では「場所」「時間」に囚われないからあたしのことを表現し続けていたら、本当に気兼ねなく話せるお友達がどんどん増えていくの。私たちSNSを自由自在に使う者ってさ、それを使わないどんな人たちよりも「社会関係資本リッチ」になりやすいの。バーチャルご近所付き合いも、お母さんお父さん、祖父母さんの時代とは比較にならないレベル!見て見て!この物々交換マッチングサイト、こんなに豊富なんだから!

サイバー大陸に自分の居場所をつくり、社会関係資本もリッチになった、人ってのが、今の時代にはわんさかわんさか生まれてきてるわけだ。そんな人たちがどんなライフスタイルを採用していくだろうか?それが、今の私の関心ごとでもある。

私は、2010年よりシェアハウスを運営していたのだけど、その運営をやめることにした。シェアハウスの運営も1つの実験だったのだけれど、次は、固定の家をもたない生活を試してみようと思うようになったんだ。

家の機能ってなんだろう?

精神安住の場所?洗濯する場所?お風呂に入る場所?料理する場所?睡眠の場所?セックスする場所?人を招く場所?………….etc

いろんなことが家では行われているけど、それって別に自分の家じゃなくても得られるもんじゃないの?そういう問いが私の中で発生してきたのは、このサイバー大陸に生まれた露出社会のマッチングシステムに身体が順応してきたからだと思う。あれあれこの機能違うところでも行えるんじゃない?

昔はこういういろんな機能を家の中に整理しとくことが最も効率的だったのかもしれないけれど、そういうような整理の仕方をしなくても効率的に生活できる方法が今後生まれてくるんじゃないか?そう予感する。

たとえば、精神安住の場所はSNSに、洗濯はコインランドリーに、お風呂は銭湯に、……..というようにいくらでも、アウトソーシングは可能になる。

また、シェアハウスのような家を都内に4カ所くらいアクセスする権利をもっていたら、そこで何個かの機能を自分が好きなように埋め込んでしまうことも可能となる。

なにも、1つの家で、従来家に人々が埋め込んでいた機能をすべて調達する必要もない。

そう私は考えるのだ。

というわけで、私は8/31日付けで、田端のシェアハウスの契約を解除し、都内数カ所のシェアハウスおよび、私が遊びに来てもOKという人の家へのアクセス権を手に入れたのだ。

これは、生活実験でもある。

情報社会における、生活の可能性を探る実験なのだ。

ちなみに、今の私は家賃0円生活となっている。今までに溜めた社会関係資本を利用して、物々交換契約を行ったのだ。私たちの父母の常識は私たちの常識ではない。今後いろんな生活スタイルが発明されてくることは、間違いないと思う。(続)

女。MGの日記。「家をもたない生活」/2011-09-05

なんとも新しい考えですね。
その他にもたくさんおもしろい考えを書かれた記事が玉置さんのブログにはあります。

就職できないことはむしろチャンスかもしれない – 女。MGの日記。

ベーシックインカムもどきをネットワークで調達する – 女。MGの日記。

家賃0円生活 – 女。MGの日記。

ソーシャル八分 – 女。MGの日記。

創職時代 – 女。MGの日記。

ぜひ一度玉置さんの頭の中を覗いてみてください。
今まで常識と思っていたことが、簡単に覆されますので!


今回のゲスト:玉置沙由里さん(twitter

ライフスタイルクリエイター。
大学在学中にブログ「女。京大生の日記。」にて没落エリート論争を展開。その後、野村総合研究所に就職し独立。現在はフリーエージェントとしてコンサル業務や、ブロガーとしての活動を行う。「露出リテラシーを身につけ、就職活動から創職活動へ」を提唱中!


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