ニュージーランドに行くなら南島には必ず行け!家族とのワーケーションからひとりバックパッカー旅!

少し前の話しになりますが、3月から4月にかけて30日間、ニュージーランドに家族ノマド(家族でワーケーション)に行ってきました。

息子は地元の公立学校に3週間通い、いろんな人種の子に囲まれて、刺激的な毎日を過ごすことができたようです。
ニュージランドの学校に通う息子

その学校がオークランドの市中心部からバスで1時間ほど離れたホウイックという街にあるため、私たちはこの街に滞在をしていました。
生活するには特に不自由なことはないこの街ですが、やはり郊外。2週間も過ごしていると退屈してきます。

そんなわけで、「妻と子よ、すまん!父は旅に出る」とワガママを聞いてもらい、5泊6日の南島への一人旅に飛び立ったのでした。

この旅が忘れられない、とても素敵なものになりました!

まずはクライストチャーチへ!

まずはオークランドからクライストチャーチに飛びました。

クライストチャーチへはオークランド空港から国内線で移動です。
わずか1時間30分。国内線ですので入国審査もなくとてもスムーズです。

クライストチャーチに降り立って驚いたのがオークランドとの気温差。
ここまで差があるのという肌感覚でした。
さすが南に近づくほど南極に近づくだけあります。

クライスチャーチは大きな地震が6年前にあり、街中は想像以上に復興中でした。
割れた窓ガラスがそのままのビルなどもあり、まだまだ復興には時間がかかりそうな雰囲気でした。

復興中のクライストチャーチ

当日はあいにくの雨模様。
復興中の街の姿と雨、そして秋の気配を感じて、少しもの悲しげな気持ちになってしまいました。
しかし、日本人建築家が設計したボール紙官で作られたトランジョショナル大聖堂、ガーデンシティ(庭の街)と言われるクライストチャーチらしい美しい公園のハグレイパーク、路面電車などを見て、素敵な街だなと感じることができました。
これが完全に復旧するとさらに素敵な街になることが予想でき、また、数年後に訪れてみたいと思いました。

 

憧れの地、テカポへ!

次に向かったのが、憧れの地、テカポ。
シドニーに家族ノマドで訪れた際に知り合った方がテカポの素晴らしさを教えてくれ、何としても訪れたいと思っていたところです。
テカポは星空がとても美しく、その星空を世界遺産に登録しようという話も進んでいるそうです。

そのテカポで満天の星空を見たいと意気込んでいたのですが、天気予報は雨。
沈んだ気持ちでバスに揺られて3時間、テカポに到着です。

すると奇跡的に雨が降っていません。時折、太陽がのぞくことも。
そして、テカポ湖を見たとたんに身震いをしてしまいました。
見てください。この美しさ!

テカポ湖

テカポ湖

湖面に雲が映ってまるでオーロラのよう。

そして、テカポで忘れてはいけないのが、羊飼いの教会。
とても小さな教会なのですが、何とも言えない存在感があります。
羊飼いの教会

そして、中に入るとこの光景です。

羊飼いの教会の中

言葉にならず、この教会の中でしばらく佇んでしまいました。

雨は夜までもってくれました。
残念ながら、夜に星空を見ることはできなかったのですが、テカポ湖の光景を堪能させてもらいました。

現地で知り合った方は翌日も宿泊していたのですが、何と翌日は快晴で、星空がとてもきれいに見え、なんとオーロラまで見えたとのこと。
これは今度家族で訪れてリベンジしたいと思います。

ニュージーランドで一番高い山マウントクックへ!

翌日、テカポから向かったのはマウントクック。
バスで1時間半ほどかかるのですが、マウントクックに到着するとまた雨。
気分は沈みますが、翌日の天気予報を見ると晴れマーク。
これに期待して、その日はゆっくり過ごします。

そして翌日。
霧がすごい!
でも雨は降っていません。
これから太陽が差すはずだと勝手に決めて、トレッキングへ出発です。

選んだコースは一番人気のコース、フッカーバレートラック。
往復で4時間かかるコースです。

朝だからでしょうか?
人気のコースなのに、人がまばらにしかいません。
そして、この霧。

晴れていたら前方にマウントクックが見えて、すごくきれいなはずのコース。

何とも残念な気持ちで歩いていると、前方の山の上がうっすら見えてきました!


太陽が照って、少しずつ霧が晴れてきたのです。
すると見てください。まるで虹のようなものが出てきました。

これは霧虹と言って、霧によって光が散乱され、光の輪となって現われるものとのこと。
滅多に見れないものらしく、とても貴重なものを見れたようです。

テンションあがって足取り軽く進んでいきます。
そして、フッカーバレートラックのゴール地点に到達です。
氷河でしょうか?氷がまだ残っています。
マウントクックの前には霧が立ち込めています。

しかし、時間がたつにつれて、劇場のカーテンのように霧が開かれていきます。

そしてでました!マウントクック!

ニュージーランドで一番高い山で、頭頂が困難なことから、エベレスト登頂の練習にも使われている山なんだとか。
マウントクック前で1時間ぐらいその雄大な姿を見ていたでしょうか。

まだ時間があることを確認して、昨日行く予定だった別のコース、ケアポイントトラックを目指します。

そして、無事到着。
こちらからも違った角度で、マウントクックを眺めることができました。

忘れられない光景に出会えたクイーンズタウン!

14時30分には次の目的地へのバスが来ます。
急ぎ足で宿泊地に戻り、シャワーをあびて次の目的地クイーンズタウンへ出発です。

クイーンズタウンへはバスで4時間。
「ヴィクトリア女王にふさわしい」という意味合いで名前が付けられた、山に囲まれた美しい街に到着です。

夕方に到着したのですが、いきなりこんな夕陽に迎えられました。
何なんでしょう。この幻想的な色合いは。
夕陽を見てはじめて身震いをしてしまいました。

そして、感動は夕陽だけではありませんでした。

次の日の朝。
山に囲まれたクイーンズタウンは、太陽の反対側にある山の上の方から照らされて明るくなっていきます。
山の谷間も輝き出して、これから太陽が昇ることが予測できます。
予測はしていたけど、これは反則でしょ….。
あまりにもでかく、そして1秒も見てられないほどの光。こんな朝陽見たことありません。

夕陽で身震いさせられて、まさか次の日には朝陽で再び身震いさせられるとは。

そして、街中が一気に明るく照らされていきます。
美しすぎる……。

セスナ機でミルフォード・サウンドへ!

そしてこの日はミルフォード・サウンドへ。

多くの方に勧められたミルフォード・サウンド。
しかし、クイーンズタウンからミルフォード・サウンドまでバスで6時間ほどかかります。
朝7時に出て、宿泊先に帰ってくるのが20時になります。

いくらみんなに勧められてもこれはないなぁと思っていたところ、セスナ機で往復してくれるプランを見つけました!
セスナ機ならわずか1時間で到着。
朝10時に出て、何とクイーンズタウンに13時に帰って来れます。
価格はバスツアーよりも3万円ほど高かったのですが、これはそれ以上の価値があるだろうと申し込みました。

しかし、ミルフォード・サウンドは1年の3分の2、およそ230日雨がふり、セスナ機が飛ぶ確率はわずか20%とのこと。
これはテカポの二の舞いになるかなぁと思っていたところ、まさかのピーカン!

いざ、ミルフォード・サウンドに向かって出発です!

参加者の中で私だけが単独で参加ということで、ペアはパイロット!
何と操縦席の隣に座らせてもらったのでした。

雪が残る山の上を飛んでいきます。

そして、あっという間にミルフォード・サウンド近くの空港に到着。

そして、船に乗り込みクルーズへ!

ミルフォード・サウンドとてもよかったのですが、正直な話、セスナ機の空の旅の方がインパクトが大きかったです(笑)
バスであれば行きだけで6時間の苦痛の時間が、移動の時間までが楽しめる。
これは本当お勧めできるツアーです。

そして、帰りはミルフォード・サウンドの山あいを通ってフライトです。

午後からはたっぷりクイーンズタウン観光です。

クイーンズタウン、まさに女王にふさわしい街。
どこを切り取っても美しいです。
そして幸せオーラがただよっています。

わずか2日間の滞在でしたが、クイーンズタウンに魅せられて、次はこの街に長期滞在したいと心から思わせてくれる街でした。

 

この日の夜はテカポでのリベンジを果たすべく星空ツアーへ。
南半球の星空を舐めてました。本当にすみません。という感じ。
日本で天の川を見たことはあるけれど、まったく比べ物になりません。
なぜこんなにも星がよく見えるのか聞いてみたら、世界の人口の92%が北半球に住んでいるのだとか。
そのため、空気中の不純物が圧倒的に少なく澄んでいて綺麗に見られるんだそうです。
きっとあの朝陽や夕陽もそれが影響して、あの光景を見せてくれたのではないかと思います。

そんな感じで、私の5泊6日の南島一人旅はこれにて終了。
オークランド滞在だけでは決して味わえないニュージーランドを体験することができました。

もちろんオークランドを始めとする北島も素敵な場所です。
しかし、私はやはり「ニュージーランドに行くなら南島には必ず行け!」と声高らかに言いたいです。

ニュージーランドの南島、最高でした!

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