水彩絵の具のような不思議な色鉛筆「STABILO(スタビロ)アクアカラー」
今日のゲストは勝屋久事務所の勝屋久さん。
勝屋さんは日本代表を勤めていたIBM Venture Capital Groupを25年勤務したのちに独立され、現在は勝屋久事務所を立ち上げ、プロフェッショナルコネクターとして活躍されています。
プロフェッショナルコネクターって変わった名称ですよね。
この名称は勝屋さんの友人が勝屋さんにぴったりだとつけてくれたそうです。
いったい何をするお仕事だと思います?
実は勝屋さんのお仕事は人と人をつなげること。
ただ、勝屋さんの言う人のつながりとは、単なるつながりではありません。
つい先日のツイートにもそのことを書かれていました。
僕の言う人のつながりとは名刺の数や人脈とかではなく、自分の成長、変わることのきっかけ作りと仲間との共感や協同創造でキラキラ状態になること。
— katchaman(勝屋久)さん (@katchamans) 3月 14, 2012
勝屋さんは自分の使命を「人のつながりをとおして、ひとり一人がより輝くきっかけをつくるお手伝いすること。」と言います。
”この人”と”この人”をつなげるときっとおもしろくなるという直感がわき、そして、実際につながった方の間には素晴らしい効果が表れるのだそうです。
勝屋さんはそれを見てるのが楽しくて、嬉しくてしょうがなく、ただただつなげることを繰り返しているのだと言います。
勝屋さんのブログを見ると、普段からどれだけ人に接しているのかその様子を垣間見ることができます。
そんな人と人のつながりを大切にする勝屋さんの「これまじ!」商品、気になります!
勝屋さんが選ばれた「これまじ!」商品はこちらでした!
こちらの色鉛筆は、勝屋さんがIBM Venture Capital Groupを退職する際に、記念品としてもらったものだそうです。
他にも選べる商品はたくさんあったに、また、絵に対してコンプレックスを持っているにも関わらず、なぜかこの色鉛筆を選んでしまったと言います。
勝屋さんはなぜ絵にコンプレックスを感じていたのでしょうか。
実は、幼少のころは絵が描くのが好きで好きでたまらなかったのだそうです。
それが小学2年生のときにパタッとやめてしまいました。
その理由は自分が実は色弱で、色が普通の人と同じように見えないということが分かったから・・。とてもショックを受け、それからというもの図工の時間に描いて褒められても、素直に喜べなくなってしまいました。
そして、就職活動でも色弱ということで希望の会社から断られるということも経験したといいます。
そうした経験から「もう絵は描いてはいけない!ダメなんだ!」と思い込み、48歳まで絵を描くことはなかったのです。
心のおもむくままに絵を描いてみたら・・・
そんなトラウマになっていたのに、独立という人生の節目になぜか色鉛筆を選んでしまった勝屋さん。
そして、とある日、その色鉛筆を使って思い切って絵を描いてみたのでした。
そしたらむちゃくちゃ楽しかった・・。
それからというもの心のおもむくままに描きました。
そして、それらの絵を見た多くの人が「いい絵だね。」と褒めてくれたそうです。
しかし、勝屋さんはどうせ社交辞令で言ってるだけだろうと、素直に受け取ることができませんでした。
ところがある日、プロの人にも同じように褒めらました。勝屋さんは自分は色弱で色がよく分からないということを伝えました。
すると、プロの人から返ってきた言葉は信じられないものでした。
「色も悪くない。というよりむしろいいよ。」
勝屋さんはそのときに「あぁ・・、自分も絵を描いていいんだ」と心から思えたと言います。
それからと言うもの、コンプレックスだと思っていたことがプラスに転じて、感じるままに絵で表現をすることが楽しくなってきたのです。
そして、勝屋さんはたくさんの絵を描くようになりました。
現在、多くの場で講演を頼まれるのですが、その際のプレゼン資料も絵で描くと言います。
その1枚目は、講演先の人、参加者などのことをイメージした絵を描くのだそうですが、その一部を観せていただきました。(クリックで拡大表示されます)
なんとも素敵な絵ですね!
私はこれらの絵を観たときに上手く言えないのですが、「生きている」という印象を受けました。どの絵にも強い生命力を感じました。
そして、つながりというシナプスが躍動的にうごめいている。見ていて幸せを感じる絵だと感じました。
STABILO(スタビロ)アクアカラー の秘密
これらの絵を見て、本当に色鉛筆で描いてるのって思いませんでした?
ぱっと見るとどう見ても絵の具のような感じですよね。
実は秘密がありました!
そうなんです!この色鉛筆は絵筆で水と混ぜることによって、水彩絵の具のような色合いを出すことができるようになるのです!
なんとも素敵な色鉛筆です!
※上記の絵の大半は実は、STABILO(スタビロ)アクアカラーではなく、STAEDTLER(ステッドラー)カラト水彩色鉛筆を使用しているとのことです。メーカーが異なるだけで同様の色鉛筆なのですが、ふと立ち寄った画材屋さんでSTAEDTLERの色鉛筆が安く販売されていたため、最近はSTAEDTLERの色鉛筆を使われているのだそうです。
勝屋さんはご自身の社会使命・存在意義・ビジョンもこの色鉛筆で描かれています。
絵もさることながら、なんとも素敵な言葉です。
勝屋さんは最後にこのように話してくれました。
「日本人って自分に自信がないので、ほめ言葉を受け止められない人が多いんですよ。
でも、そのほめ言葉を受け取ることが、自分の自信につながるんです。僕が自分の絵をほめられたことを受け入れて自信が持てたように。
そして、自分のことを受け入れられるようになれば、次は社会に価値を提供したい、という好循環に入るんですよ。」
勝屋さんの素敵な社会使命・存在意義・ビジョンは、きっとご自身を受け止めたからこそ、生まれたものなんだと感じました。
お話をお聞きして、私も自分のことを受け止められるようになり、勝屋さんのような素敵な人になりたいと心から思いました。
勝屋さん、貴重なお話を聞かせていただきまして、ありがとうございました!
そしてこれからも素敵な絵を描き続けてくださいね!
おまけ:つながっちゃおう!パーカー&長Tシャツ
勝屋さんの素敵な絵がパーカー&長Tシャツになりました!
勝屋さんはこのパーカー&長Tシャツに描かれた絵は「ひとり一人が自分のハート・目の前の人・社会とつながり、才能を開いて、さらに輝くこと」を願って描かれたそうです。
この絵も勝屋さんの思いが入っていてとても素敵ですね!
勝屋さんの思いに共感された方、ぜひご購入くださいませ!
>>つながっちゃおう!パーカー&長Tシャツはこちらのショップから購入できます
今回のゲスト
勝屋久事務所 Professional Connector 勝屋久さん (twitter/ブログ)
元IBM Venture Capital Group パートナー日本代表。元経済産業省 IPA 未踏IT人材発掘・育成事業 プロジェクトマネージャー。
世界のおもしろい人とつながり、「人と人のつながり」が世のため・人のためになることを実現していき、その大切さを社会に伝えていくプロフェッショナル コネクター。日本において12年間で約5000名以上のベンチャー経営者および約800名のVC・ベンチャー支援者の方々と接してきた。BRIDGE 実行委員。東京商工会議所渋谷支部情報分科会評議員。「Venture BEAT Project」の立ち上げメンバー。ふくいブランド大使。講演、講義、モデレーター、審査委員など多彩に活動中。1962年東京生まれ。上智大学理工学部数学科卒。*めざす姿:「今ここの愛で、すべてのつながりをもたらし、歓びと感動を伝えるアーティスト」