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本当に良いものは長く使える。15年間使い続けている「グレゴリーのリュック」

プロギャンブラーのぶきさん
このような職業の日本人がいるとはビックリです。
今回のゲストはプロギャンブラー・のぶきさん。もちろん活躍の舞台は世界。年間を通しての勝率が90%近くに達するという、一流でホンモノの賭博師なのです。

ギャンブラーなどと聞くと、イチかバチかのヒリヒリするような勝負の世界に生きていて、眼光は鋭く、常に神経を尖らせていて、後ろに人を立たせないゴルゴみたいな人物かと勝手に想像していました。

ところが実際にお会いしたのぶきさんは、陽気で気さくで、笑うと目尻に優しさがただよう少年のような人でした。歯切れのいい声でテンポ良くしゃべる姿は、むしろ親しみやすいタイプです。

一言でいえば「軽快さ」を感じさせる方でした。「軽い」のではなくあくまでも「軽やか」なのです。それはインタビューを進めるとともにだんだんと分かってきたことですが、己の腕と才能を頼りに世界を飛び回る、そのフットワークともおそらく関係していて、彼の生き方そのものから発しているようでした。




世界中のカジノなどで稼ぎながら、これまで15年間で82カ国を回ってきたというのぶきさん。旅をするのに持ち歩くのはたったひとつのリュックサックのみ

これこそが今回紹介いただいた「これまじ!」の逸品なのです。

世界82カ国を旅したグレゴリーのリュック
gregory

一見なんでもないリュックバッグ。「グレゴリー」という1977年にカリフォルニアで生まれたアウトドアブランドで、登山愛好家の間では定評ある信頼のメーカーです。
のぶきさんはこのリュックを15年以上も使い続けているのです。

グレゴリーのホームページ

グレゴリーのホームページ

以前はバッグを買ってもすぐに壊してしまうことがほとんど。ムリやり荷物を詰め込んで荒っぽい扱いをすることもあるから、当然といえば当然でした。
ところがこのグレゴリーのリュックは丈夫で長持ち。3万円ぐらいのブランドですが、たまたまセールで半額ほどで購入したそうです。そのコストパフォーマンスの高さはまさにお買い得。

のぶきさんは世界遺産なども100カ所以上訪れている生粋の旅人でもあります。13〜14kgの荷物を背負って山道を6時間歩いたりすることもあるそうですが、いいリュックだと疲れないんだそうです。




本当に良いものは長く使える。衝撃のエピソード

実はこのお気に入りのリュック、一度だけ買い換えようとしたことがあったそうです。

南米ペルーに行った時のこと。荷物をバスに預けたところ、タイヤの近くに絡まって泥だらけになってしまったのです。ブルーとイエローの鮮やかなデザインが、軍隊の迷彩柄のようにドロドロに。さすがに長年の使用でファスナーも少し緩くなっていたし、このまま捨ててしまおうと思ったほどだそうです。

ところがそれを日本のグレゴリーの店舗に持って行き、15年以上使い続けていること、このサイズが気に入っていることを伝え、「これと同じものを」と注文したところ、店側から信じられない応対が返ってきたのです。

「お客様、長く使っていだだきありがとうございます。けれど私どもの商品は一生ものと自負しております。それだけ愛してくださっているのなら、洗い方などを全部お教えしますから、どうかこれからも使い続けていただけないでしょうか」

衝撃的でした。お金はいくらかかってもいいとさえ言っているのに売ろうとしない。
利益追求という観点からすれば考えられないことですが、それほどまでに店側が商品に対する愛情を持っている。サービスに対する自信と誇りを持っている。
これには素敵だなぁと感動したそうです。

ああああ

グレゴリーについて熱く語るのぶきさん

それ以来、「もし迷っているなら間違いなくグレゴリーを」と絶大な信頼を寄せているのです。
のぶきさんはご自身のライフスタイルからこの48リットルのバックパックを愛用しているわけですが、ともかくこのグレゴリーの製品全般をお勧めしています。メーカーのこの姿勢をみれば納得できますね。

ちなみに傷んだファスナーはほんの千円ちょっとで交換してくれるそうで、まだまだ現役で一緒に飛び回ることになりそうです。




すべてをリュックひとつで。究極の断捨離テクとは

日頃からほとんど余計な物を持たないというのぶきさん。
一年の大半を移動する生活スタイルのため、当然の結果でしょう。

長らく家を空けて久しぶりに帰ってきたら、ほとんど使わないものばかりだと気付いたといいます。
「一年の繰り返しが人生なんだから、一年使わないものは死んでいるも同じ」
そうして少しずつ持ち物を減らしていき、今のスタイルに行き着いたとか。

ズボンや靴も「これひとつしか持ってないんです」とあっけらかん。
一泊二日の旅行ぐらいならポケットに入るぐらいの荷物で充分だそうです。

「モノって、厳選すればするほど愛着が湧くんですよね」

余計なものを削ぎ落とした結果、このリュックひとつで充分だと分かったと。
そしてその唯一の必需品であるリュックに並々ならぬ愛着を抱く。このこだわりが「これまじ」。

もし、もっと大きなバッグに替えたら、結局またそのバッグいっぱいにまで荷物が増えるだろうといいます。

たしかにその通りかもしれません。人間の欲は果てしない。
だから「器」を制限することによって、本当に必要な最小限のものだけに絞ることができるんですね。

究極まで身軽になって軽やかに世界を転じるさすらいのギャンブラー。
その「相棒」にたっぷりの夢とちょっぴりの荷物を詰め込んで、この先もずっと一緒に旅していくのでしょうね。

    




のぶきさんの著書が出版されました!

出版することが長年の夢だったというのぶきさん。
ついにその夢が実現しました。

総合法令出版さんから8月21日に「勝率9割の選択」が出版されました。
内容は次のとおり!

自らの人生は、自らの手でつかむ! !

勝ち続けるため、結果を出し続けるための考え方、方法とは?
15年以上世界中のカジノで稼ぎ、世界を旅し続けてきたプロギャンブラーのぶき氏。
ギャンブルの勝ち負けに振り回されるのではなく、確実に勝ち、自分の望む結果を出し続けるプロギャンブラーは、何を考え、どう動いているのか?
ただ一度の勝利や、大勝ならば、勝負の数をこなすことでいつかは得ることができる。これは運に任せた結果と言える。
しかし、常に勝つ、結果を出し続けることは、運任せでは絶対にできない。運は自分でコントロールすることも、予測することもできないからだ。
本書は、運・環境・他人などに左右されず、自分の人生を自分の手で切り拓いていくための指南書である。

自分の人生は自分の手で切り拓いていくんだという思いを持っている方には必携の書になるでしょう!

勝率9割の選択 勝率9割の選択
プロギャンブラーのぶき

総合法令出版 2014-08-21
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(取材:板羽宣人 / 記事:Rose)

今回のゲスト
プロギャンブラ のぶきさん (ブログ / facebook

1971年、東京生まれ。
大学在学中からアルバイトを掛け持ちし、25歳のときに起業資金1000万円をつくる。
「“休みたくない”と思えることを仕事にする」という発想から「世界を旅するギャンブラー」のプロを志し、計800冊の専門洋書から独学でギャンブルを学ぶ。
27歳のときに訪れた米ニューオリンズ近郊のカジノで、初めて出入り禁止を言い渡される。これが、プロである証となる。
その後、全米のカジノを周遊し、「勝ち続けては出入り禁止になる」を繰り返す。ブラックジャックでプレイできるカジノがなくなり、次にポーカープロへ転身。
同時に日本の家も全て引き払い、バックパックひとつで世界中を旅しながらギャンブルで食べていく生活を開始。38歳で33日間の連勝をする。
39歳でギャンブルの世界では「神の領域と呼ばれる“年間勝率9割”」を達成。最終的に、ブラックジャックをトッププロのレベルまで、ポーカー2種をプロのレベルにまで極める。
東日本大震災が起きた際は、ラスベガスでギャンブラーからの義援金集めを行う。そして、ボランティア活動をするため一時帰国をする。
現在は、ビジネスマンや若者に向けて、プロギャンブラーとして勝ち続けてきた中で培った考え方や行動力、生き様、そして、5大陸82か国を旅してきた経験を、
「ビジネスの勝ち方」「人生の勝ち方」「夢を仕事にする方法」「世界視野のつくりかた」などとして伝えており、企業や大学、民間団体などからの講演依頼が引きも切らない。


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