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世界に誇れる日本のトイレ「ウォシュレット」

サンフランシスコ編、二人目のゲストはデジタルガレージにお勤めの琴章憲さん。
琴さんはサンフランシスコで、デジタルガレージが業務提携しているtwitterやPathなどに関わる仕事をされています。

今回はじめてお会いしたのですが、取材場所にあらわれた琴さんは”何ともさわやか”で、”何ともイキイキ”した表情!
本当サンフランシスコで会う方、会う方とてもステキな方ばかりです。

しかも年齢をお聞きしたところ、驚いたことに私と同い年1974年生まれで今年37歳とのこと。あり得ない若さです。
自分との違いに若干へこみながらスタートした取材ですが、たくさんの有益なお話を聞かせてもらうことができました。

琴さんはこちらでの生活を大いに気に入っており、すでに永住権も取得し、当面日本に帰る予定はないとのこと。
そんな琴さんですが、こちらでの生活でどうしても1点だけ納得できないことがあるのだそうです。

それが、今回の「これまじ」商品!その商品はこちら!

ウォシュレット

私も現地に訪れ驚いたのですが、どこのトイレに行ってもウォシュレットがないのです。
空港でも、ホテルでも、もちろんレストランでも・・・

琴さんにお聞きしたところ、こちらではどれだけ豪華な家に住んでいる人のお宅でもウォシュレットを見ることはまずないのだそうです。
しかも、ウォシュレットだけではなく、便器は冷たいまま。
つまりウォーマーの機能がついているトイレもなかなかないのだそうです。

マドンナが2005年に来日した時、「ウォシュレットに会いに来たわ」とコメントしたほどで、アメリカでは普及していないのです。

しかし、売ってないわけではなく、琴さんは見つけてすぐに購入されたそうなのですが、アメリカ人にはまったく売れていないとのこと。

一度使ったら決してやめられないウォシュレット。
私は間違いなく全世界を席巻しているのだとばかり思っていたので、とても驚きでした。

琴さんに「なぜ普及しないんだと思いますか?」と質問したところ、おもしろい答えが返ってきました。

「アメリカには”asshole”などお尻の穴に関するネガティブな表現が多いんですよ。アメリカではウォシュレットは500ドルぐらいするのですが、彼らはお尻の穴に500ドルの価値がないと考えているんじゃないかなって考えてます。僕は自分のお尻に500ドルの価値があると考えて買いましたけどね(笑)

アメリカ人らしい発想だと納得でしたが、それでも一度使ったらやめられないのがウォシュレットだと思います。(笑)
実際来日してウォシュレットを使用したディカプリオやウィル・スミスなどハリウッドスターも絶賛しているのですから。

あらためて、日本のトイレを見ると本当すごいです。

・水を貯めるタンクがなくスリムなトイレ
・便器の前に立つだけでフタが自動で開く、離れると閉じる
・着座するだけで自動で心地よいリラックスミュージックが流れたり、よい香りが広がる
・ウォシュレットのノズルはお尻から跳ね返ってきた温水が周囲にかからないように緻密に計算され角度(43度)を割り出している
・便座から立ち上がると自動的に水がながれる
・夜中のトイレ使用時には眠気を覚ましにくいようにセンサーが人を感知して便器内と足元をほんのり照らす
などなど

ぜひ一度これらの最先端の機能がついたトイレを見てみてください。

>>TOTO ハイブリッドシリーズ NEOREST(ネオレスト)
>>INAX タンクレスシャワートイレ一体型便器 SATIS(サティス)

日本のトイレのハイテクさ、快適さは尋常ではないのです!
日本では、ウォシュレットは1980年に発売され、2011年には3000万台突破し家庭での普及率は71.6%(2010年3月内閣府調べ)にもなるそうです。

こんな快適なものが世界で認められない訳がない!
是が非でもTOTOさんやINAXさんにがんばってもらい、世界にウォシュレット旋風を巻き起こしてほしいものです。

琴さん、海外ならではの「これまじ!」商品をご紹介いただき、ありがとうございました!

    


 

おまけ: 思想なくして成功なし!

琴さんが関わられているPath
実は私も大好きなサービスなんです。

一言で「Path」表すと人数を限りなく制限したSNSサービスです。
私が運営するベビログとコンセプトが似ており、思い出や生活を”家族と共有する”ことを目的にしています。

こちらのサービスがリリースされた際に話題になったのがユーザーインターフェイスの秀逸さ。
一度使っていただくと分かるのですが、ものすごくシンプルで分かりやすいのです。
このシンプルさなら例え、祖父母の世代でも問題なく使えるのではないかという素晴らしさなのです。

ただ、これだけ秀逸ですので、このデザインやユーザーインターフェイスを真似するサービス続出しているそうです。

しかし、琴さんはその点についてはまったく心配していないと言います。

「ファーストバージョンを真似した人は思想がなく真似しているので、セカンドバージョンに行けないんですよ。でもファーストバージョンを考えた人は思想があるのでセカンドバージョンに上がれます。
Pathは思想があるので次のバージョンに上がっていきますよ。」

なるほどです。

「思想なくして成功なし!」

この言葉ズシリと響きました!

>>Path / iTunesStoreから無料ダウンロードできます


今回のゲストデジタルガレージ 琴章憲さん(twitter

元々世界に出たいという願望があり、大学卒業後は大手ゼネコンに入社。しかし、早々にそこでは自分の願望は叶えられないと察知し、9ヶ月で退職。その後プログラマーに転身し、2003年にデジタルガレージに入社。2006年にはデジタルガレージよりCGMマーケティングに出向し、アドバタフライを担当。そして、2008年にCGMマーケティングのカリフォルニアオフィスを設立したことを契機に以後シリコンバレーに駐在。
現在は、デジタルガレージ投資先の米国スタートアップの発掘、インキュベーション、プロダクトマネージメント、Biz Devなどを担当し、活躍中。


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