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殺人に正義はあるか!?「ハーバード白熱教室」

今日のゲストは東大阪で塾を経営する前田寛文さん。
前田さんが経営する塾は普通の塾ではありません。
なんと、iPadやSNSなどITを積極的に取り入れた”次世代型の一歩先を行った塾”なのです。


前田さんは学習にITを取り入れることで、次のようなことを実現できると言います。

1.学習状況を先生、生徒、保護者で共有できる
今自分が何をしているのか、自分の学力は全体のどの位置にいるのかを把握して勉強することができます。
その情報を先生(塾)、生徒(本人)、保護者(家庭)で共有し、今何が必要なのかを常に意識した学習プランを構築することが可能になります。

2.教室での学習環境を、家庭内で再現できる
塾でしか勉強しない。塾からの課題しかご家庭では勉強しないのでは、良い授業や良い指導も効果は半減します。
塾生が塾と同じ環境で勉強できるようにiPadなどのIT機器をフル活用します。歯を磨くのと同じように勉強をする習慣を身につけることができます。

3.ネットやIT機器をが当たり前に使えるようになる
勉強でIT機器を使用することにより、インターネットやITを使うことが当たり前になります。
最新の技術を使用し、生徒自身が想像力を発揮して新しい勉強法を見つけ出します。

4.カバンが軽くなる
子供たちが塾や学校で使用するカバンは教材でいっぱいで、とても重く、大きな負担になってます。
教材は可能な範囲で電子化し、iPadなどに入れて持ち歩くことでカバンを軽くすることができます。

いや~素晴らしいですね。
iPadなどを使用すれば、動画や画像を活用できますし、自分で深いところまで調べることもできます。
そうすれば、子どもは勉強をさせられるのではなく、学ぶことの楽しさに気づくことができるようになるのではないでしょうか。
うちにも小学生の子どもがいるのですが、重い教科書を背負って学校までの遠い道のりを歩く姿を見ると不憫になります。(笑)
こうした環境をいち早く実現されている前田さんに心から尊敬の意を表します。

このような素晴らしい塾を経営する前田さんが「これはまじオススメです!」と自信を持って紹介してくれたのはこちらの商品でした。

ハーバード白熱教室

これは、アメリカの名門ハーバード大学のマイケル・サンデル教授の授業「JUSTICE(正義)」を放送したものをDVD化したものです。

サンデル教授のこの授業はものすごい人気で、毎回1000人を超える生徒が出席するそうです。(圧巻!)

サンデル教授が毎回授業で問いかけることは、「正しいとはどういうことか?」

私たちが日々の生活の中で直面する難問において、「君ならどうするか?何が正しい行いなのか?その理由は?」と、学生に投げかけ、活発な議論を引き出し、その判断の倫理的正当性を問いかけていきます。

このような講義ではなく、教師と学生との活発な対話で進められる授業形式をソクラテス方式というのだそうですが、このサンデル教授の授業は教育の最高の実例と言われているそうです。

授業の内容ですが、例えば、第1回目は次のようなテーマでした。

テーマ: 「殺人に正義はあるか」

[Lecture1 犠牲になる命を選べるか]
あなたは時速100kmのスピードで走っている車を運転しているが、ブレーキが壊れていることに気付きました。前方には5人の人がいて、このまま直進すれば間違いなく5人とも亡くなります。横道にそれれば1人の労働者を巻き添えにするだけですむ。あなたならどうしますか?

[Lecture2 サバイバルのための殺人]
サンデル教授は、19世紀の有名な訴訟事件「ヨットのミニョネット号の遭難事件」から授業を始める。それは、19日間、海上を遭難の後、船長が、乗客が生き残ることができるように、一番弱い給仕の少年を殺害し、その人肉を食べて生存した事件だった。君たちが陪審員だと想像して欲しい。彼らがしたことは道徳的に許容できると考えるだろうか?

なんと難しい質問でしょうか。(汗)
サンデル教授は学生に問いかけていく中から、答えを導き出していきます。

前田さんはこう言います。

「生徒が今持っている当たり前の事実を積み重ねていくことで、新しい気づきを与える授業を実践していることがすごいと思うのです。”こんな授業が自分もできるようになりたい!”と強く思います。」

前田さんは毎日、始業時間前にこのDVDを見てから仕事に臨むのだそうです。

ぜひ前田さんに日本のサンデル教授になってもらいたいものです!
期待してますよー!!前田さん!

>>NHKハーバード白熱教室公式ホームページ

    

おまけ:どこでもドア

今年の2月にヤフーオークションで「どこでもドア」が出品され、ヤフーニュースやmixiニュースにも取り上げられ話題になったことを覚えてますでしょうか。

おもしろいネタだなぁと思い見ていたのですが、落札する人なんていないだろうと私は思ってました。

それが、なんと16,001円の値段をつけて落札されたのです。

実は、この「どこでもドア」を落札したのは、何を隠そう前田さんなのです(笑)
高さ約225センチ、横幅約100センチ、奥行き約9センチの「どこでもドア」を車を借りて、大阪から名古屋まで取りに行かれたそうです。

前田さん、このどでかい「どこでもドア」をどうしようとしているかと言いますと、なんと塾のドアとして取り付けようとしています。

立て付けが悪く、苦戦しているようですが、近いうちにYKコンピューター学習塾の入口は「どこでもドア」になるそうです。(笑)

おまけのおまけ:学校では学べないことを学べる場をつくります!

iPadなどの端末が日本の教育現場に導入されるのはまだまだ先の話です。
韓国やフランスでは今年から電子教科書が義務化されるとのことです。
1年1年の遅れが大きな差になっていきます。

「行政がこれだから」と文句を言ってしまいがちになるのですが、そんなこといくら言ったって何の解決にもなりません。
自分でできなければ、そうしたことを強く訴えかけている政治家を応援したり、何か行動を起こさなければ何も変わりません。
そんな訳で、私にできることをはじめていこうと思います。

私は4年前から関西の起業家が集まる勉強会を主宰しています。
「wisdom sharing workshop(通称ウズウズ)」という名称で、知恵の共有をコンセプトにした勉強会です。
ここでは起業家の方たちが各々が持っているビジネスに役立つ情報を共有してくれているのですが、それを子ども向けの講義に変えて、学校では学べないことを学ぶ場としてスタートさせます。
それが、「ウズウズ for キッズ」です。

学校では教えてくれないこと。
iPadなどを活用した勉強の仕方であったり、英会話ができるとどれだけ世界が広がるかといったことを教えてあげたり、はたまた、ウズウズには多種多様の職業の方が参加してくれているので、それぞれの仕事の事を話してあげたりetc….。

そうしたことを教えてあげることで、子どもは将来何が必要で、自分はそのためには何をすれば良いのか、また、将来何になりたいかということも見えてくると思うのです。

「ウズウズ for キッズ」は6月19日(日)にキックオフイベントを開催します。
詳細はウズウズのHPで告知しますので、ご興味ある方はぜひチェックしてください!



※英語版はYouTubeで授業が公開されています。

今回のゲストYKコンピューター学習塾:代表 前田 寛文さん(twitter

学習塾経営者としてご紹介しましたが、学習塾は主に夜のお仕事で、昼はITサポートやiPhoneアプリ、Androidアプリなどのソフト屋などもされています。
また、東大阪市情報サイト「週刊ひがしおおさか」を運営するなど地域をこよなく愛する方でもあります。
実は上記でご紹介したウズウズforキッズにもご協力いただき、7月から小中学生にiPhoneアプリ制作のワークショップを開いていただきます。頼りになる男。それが前田さんです!


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