臭くて食べられないって全くの嘘?!果物の王様「ドリアン」
今日のゲストはマレーシアのクアラルンプールの高級ショッピングモールにお茶屋さんを構えている北城彰さん。
北城さんとはfacebook上で友人を介して知り合い、私が今年4月にマレーシアに訪れた際に初めてお会いしました。
初めてお会いしたにも関わらず、マレーシア滞在中は私に付きっきりで様々な場所を案内してくれたり、現地の友達を紹介してくれたりと致せり尽くせりのお持てなしをしてくれました!
北城さんのお店が扱うお茶は高級茶なのですが、北城さんは良いお茶があれば、世界各国どこにでも出かけて自分の目で確かめて仕入れるという非常にこだわりを持った方なのです。
今回もインドに仕入れにでかける予定だったのが、あいにくビザがおりず、私としては幸運にもマレーシアでお会いすることができたのでした。
さて、そんな北城さんが選んだ「これまじ!」商品はマレーシアならではの、こちらの商品でした。
果物の王様「ドリアン」
マレーシア滞在中にペナン島に二人で一泊旅行をしたのですが、突然、「これから私の”これまじ!”を紹介します!」と連れて行ってくれたのが、ドリアンを販売する屋台でした!
たくさんのドリアンが軽トラの荷台に積まれて売られています。
皆さん、ドリアンと聞くとどういうイメージでしょうか?
「臭くてとても食べられない」というイメージではないでしょうか。
私も同様で、「一緒に食べましょう!」と言われたときは、きっと顔がひきつっていたと思います(笑)
おそらく外国人が日本に来て、納豆を食べさせられる、そんな心境だったと思います。
ただ、せっかく連れてきてくれてご馳走してくれる訳ですから、断る訳にはいきません。
覚悟を決めて、半分に割って笑顔でドリアンを差し出す北城さんから、受け取ると・・・・
何ともいい香り!
「あれ?」と思いながら、一口、くちに入れるとどうでしょう!
「美味しい!」
思わず小さな叫び声をあげてしまいました。
まったく臭くないし、とても美味しいのです。
味はカマンベールチーズを南国のフルーツっぽい味にした感じと言ったらいいでしょうか。
とても美味しくて私たちはあっという間に3玉も食べてしまいました。
あの臭い臭いと言われているドリアンがなぜ臭くないのでしょうか。
ペナン島のドリアンは特別なのでしょうか?
北城さんはこのように説明してくれました。
「ドリアンって臭いってイメージがありますが、実は採ってから24時間以内に食べるとこんなに美味しいんですよ!
今日お連れしたところは、24時間以内に採ったドリアンを扱っている屋台です。
24時間過ぎてしまうと発酵するのか、どんどん臭くなってしまうのです。
私は知り合いが来るたびに、”ドリアンは本当は美味しいものなんですよ”ということを知ってもらうためにいつも食べてもらいます。」
なるほどですね。そういう秘密があったのですね!
まったく知りませんでした。
ちなみにドリアンは木の上に、このようになっていて、食べごろになると自然にポトンと下に落ちるのだそうです。
そして、落ちてから24時間以内のものであれば、香りも良く、とても美味しいものなのです。
ぜひ皆さんも南国を訪れた際には、24時間以内に採れたものか確認してから、ガブッと食べてみてください。
きっとやみつきになりますよ!
北城さん、マレーシアならではの素敵な「これまじ!」を紹介いただきまして、ありがとうございました!
おまけ:味を見極めるには匂いが肝
北城さんはドリアンの味の見分け方も教えてくれました。
それは匂いを嗅ぐこと。
匂いを嗅いで、その匂いが鼻からスッと上に抜けると美味しいドリアンではなく、匂いが鼻を通り、そして喉の奥の方へ落ちてゆくのが質が良く美味しいドリアンなのだそうです。
そして、これはドリアンだけではなく、ワイン、そして、北城さんが取り扱うお茶にも共通することとのこと。
北城さんはお茶に対するこだわりはものすごく、冒頭で紹介したように、世界各国どこにでも良いお茶を求めて出向きます。
下記の動画は雲南省の山奥まで野生に生えている野生茶を求めて出向いたときのものです。
このように半端ないこだわりで選ぶお茶は、やはり、匂いを元に選ぶのだそうです。
滞在中にたくさんの高級茶をいただきましたが、美味しいお茶をいただくその時間はとても落ち着き、幸せを感じる、生活を豊かにするものだと感じさせてくれるものでした。
美味しいお茶がある生活。
それが私にとって「これまじ!」な時間になりそうな予感がします。
>>高級茶葉専門店 HOJOのホームページはこちら
今回のゲスト 株式会社HOJO 代表取締役 北城彰さん (ブログ)
1971年生まれ。長野県出身。某国公立大学院にて食品栄養科学を専攻後、日系の上場食品企業に10年間勤務。その間マレーシに8年間滞在し、海外工場におけるスパイス及び食品の開発、品質管理、ISO9000シリーズの導入、生産技術、最終的に工場長を経験。
その後、お茶の世界に転身、高級茶を専門とするお茶ブランドHOJOを立ち上げ、現在クアラルンプールの直営店・国内ではネットショップを経営。
一年の半分以上を海外で過ごし、自分の足で現場に行き選んだ独自の商品構成と徹底した品質管理により、アジア・アメリカ・ヨーロッパに多くの顧客を持つ。