文字の持つ魅力を気づかせてくれる道具「あかしやの筆ペンとツバメノート」
街中や身の周りを見渡すと、飲料のラベル、駅のポスター、お店の看板など、筆字によるロゴや商品名などが当たり前のように使われていることに気づかされます。
デジタルフォント全盛のこの時代にあっても、生き生きと躍動感ある手書き文字に魅了される人は多いでしょう。
英文字にもデザインとしてのレタリングアートのようなものはありますが、文字のひとつひとつに「言霊(ことだま)」までも感じ取り、その表現を芸術にまで高めたのは東アジア圏の文字文化の大きな特徴ではないでしょうか。
「自分の名前を綺麗に書けるようになりたい」気軽に参加できるワークショップ
東京・鎌倉で定期開催されている筆ペン字のワークショップ「籠中会(ろうちゅうかい)」。
仕事帰りの会社員やOL、学生、主婦など幅広い層の参加者たちが集中した顔で筆ペンを握っています。
主宰するのは書家でデザイナーの國廣沙織さん。
透き通るような涼やかな声でお話しされる気品あふれる女性です。