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産毛さえ、しっかりつまめてしまうピンセット「ANEX ステンレス製ピンセット」

西村屋 西村昌和さん
今日のゲストは西村屋の西村昌和さん。
西村さんとは大阪産業創造館の立志庵つながりの起業仲間です。
いっときはオフィスをシェアし、隣同士で席を並べていたこともあります(笑)
そして、起業してからお世話になった人を三人あげてくださいと言われたら間違いなく、西村さんの名前が入るほど、いつも助けてもらっている方なのです。

西村さんは経営者でもあり、かつ、凄腕のプログラマーさんでもあるのですが、それもそのはず。
何とプログラムを始めたのは、小学5年生とのこと!
いまやプログラム歴30年!

そんな、西村さんが「これまじ!」商品と紹介してくれたのは、こちらのアイテムでした。

ANEX ステンレス製ピンセット
Anex ステンレス製ピンセット

何とピンセットです。
こちらのピンセット、どのようにすごいのでしょうか。
西村さんは次のようにお話してくれました。

「このピンセットのすごい所は、ピンセットの先っぽ、頂点一箇所に私が込めたい力がピタっと集まるところなんです。
安いピンセットであれば、先がずれてしまったり、力が一点に集中しません。」

「これは本当に一点に集中するので、ほら、見てください。
こんな産毛でもつかむことができるんですよ(笑)」

「あと、もう一点すごいところはがあって、つかんだままこうした部品を曲げられるんですよ。
多くの人はペンチを使って曲げるのですが、このピンセットであれば、つかんで曲げるところまで1ステップでできてしまいます!

これはすごいですね!
私も試したみたのですが、本当に細い細い産毛を滑らさずにしっかりと掴んでくれます。
まさに、すべての力がピンセットの先に一点集中していることがよく分かります。
トゲが刺さってもこれなら、簡単にあっと言う間に取れてしまうことでしょう。

西村さん、いつもこのピンセットで産毛をつかんでいるワケではありません(笑)
西村さんがこのピンセットを使って普段何をしているのかと、言いますと・・・・

こういうものをつかんでは、曲げて、しているのです。

何か分かります?

そうなんです。これらは電子部品なのです。
西村さんはこれら電子部品を使って電子回路を作っているのだそうです。

プログラマーなのに電子回路?
いまいちピンとこなかったのですが、お話をお聞きして、西村さんの原点を垣間見ることができました。

西村さんはWebのプログラミングだけではなく、実は大学と産学連携で、このようなものも作っているのです。

これは何と安否情報を確認する震災情報システムです。

なぜプログラマーである西村さんが、電子回路を組んで、プログラムを組み合わせて、このようなものを作ることができるのでしょうか?

その答えは、西村さんの幼少時代にありました。

電子回路との出会いは小学一年生のとき。
病気で入院していたときに、隣のベッドの子が電気屋さんの息子さんだったそうです。
その子が西村少年に電球、ソケット、電池を貸してくれました。
それらを組み合わせると、電球がピカっ!
そして、西村少年は一気に興味を持ち、退院後もラジオ製作など電子工作をするようになったのです。

ただ、問題が一点ありました。
そうなんです。小学生にはこうした電子部品が高いのです。
沢山の部品を買えないので、ひとつの作品を作ると、それを壊さないと次の作品が作れない・・

「たくさんつくりたいのに、おこづかいがたりない・・・」

そんな、困り果てた西村少年の前に現れたのがパーソナルコンピューター!

パソコンであれば、いくつでも作品を作ることができますし、例えプログラミングを間違えても何度でもやり直しが効きます。
「これはすごい!」と、それからというもの西村少年はプログラミングに没頭する日々が始まったのでした。

そして、社会人になり、プログラマーを天職とされることになるわけですが、プログラミングだけでは補えない部分が出てきます。
その時に役に立ったのが電子工作をしていたときの知識だったのです。

先に出てきた、震災情報システムもプログラミングというソフトウェアの部分だけではなく、電子回路を作るハードウェアの部分もできる西村さんだからこそ、声がかかったプロジェクトなのです。

電子工作に興味を持ち没頭する。
しかし、その限界を感じて、プログラミングの世界へ。
しかし、プログラミングだけの限界を感じて、2つを組み合わせる。

まさに、今の西村さんに至るまでの原点は”ここにあり”というお話を聞かせていただきました。

きっかけは、入院していたときに貸してもらった電球セット。
今の西村さんがあるのは病気をしたからと言えるかもしれません。

人生、いつ何があるか分かりません。でも、きっとそれには何か意味がある。
それに気づく、気づかない、またどう捉えるかで人生は大きく変わるのではないでしょうか?

そんなことに気づかせてくれた西村さんのお話でした。

西村さん、素敵なお話をありがとうございました!

    

 


今回のゲスト 株式会社西村屋 代表取締役 西村昌和さん (twitter

いつも笑顔の西村さん。「Qちゃん」という愛称で多くの方から愛されています。本当いつもにこやかで私は知りあって、もう丸5年になりますが、一度も本気で怒っている姿を見たことがないのではないでしょうか?また、人の悪口を言うことも皆無で、多くの方から愛されているのもうなずけます。
システム関連で困ったことがあれば、ぜひ、西村屋さんに相談されることを心からオススメいたします!きっと、あなたもQちゃんの虜になるでしょう(笑)


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