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これは便利!!最前面に表示されるmac専用キャプチャーツール「kiritori」

「衣・食・住」は生活の基本。「衣」や「食」が時代のトレンドを反映して目まぐるしく変化するのに比べると、「住」は短いスパンではそれほど変わらないように思えます。
けれど、近年になって住環境についてもいよいよ新しい波が起こりつつあるようです。ここ数年、耳にすることが多くなった「シェアハウス」という概念が、日本にも少しずつ浸透してきました。

同じ目的の仲間が集う新時代のシェアハウス

今回登場していただく小原憲太郎さんは、シェアハウスの運営・プロデュースを手がける「colish(コリッシュ)」の代表。
小原憲太郎さん

シェアハウスに住みたい人たちを募集したり、物件と引き合わせたりするサービスをWeb上で展開しています。

小原さんが運営する「Colish」

小原さんが運営する「Colish」

colishの最大の特徴は、同じ趣味や共通の目的を持った仲間同士で家をシェアする「コンセプト・シェアハウス」という点。まず同志を募って、それから住む家を決めるのです。ミュージシャン、鉄道愛好家、ペット好き、起業家志望など、様々な趣味や夢を持った人たちが同居人を求めて登録しています。

「仕事や学校はライフスタイルに合わせて選ぶんだから、家だって生き方ややりたいことに合わせて選ぶべきだと思うんです」と小原さん。

シェアハウスという概念は、もともと欧米で家賃を節約するために、見知らぬ者同士が折半して同居するというような意味合いが強く、あくまでも生活費を安く抑えるためだけの手段でした。

けれどそうではなくて、何か共通の目的やコンセプトを共有する者同士が集まることで、刺激を与え合い、そこから何かが生まれてくるんじゃないか。そんな出会いと場のマッチングをするのが小原さんの役割です。
海外でもあまり見かけないスタイルだそうで、都心部の若者を中心に徐々に広がりを見せています。

手塚治虫や藤子不二雄など、多くの漫画家が若かりし頃に切磋琢磨したことで有名な「トキワ荘」は、まさしくコンセプト・シェアハウスの先駆けといえるでしょう。

「どこで、いくらで住むか」から「誰とどんな風に住むか」。
そんなシェアハウス文化を小原さんは提唱しているのです。

自らの経験がきっかけに。起業イベントで注目される

きっかけは大学時代、京都で経験した「一見さんお断り」の町屋風シェアハウスでした。友人が住んでいたのですが、住人が信頼のおける人だけを紹介で呼び、そのまた紹介で人が集まるような仕組みで、いろんな人が出入りしていたそうです。
24時間365日ずっとオープンで、「こんにちは」というよりも「ただいま」といった感覚の、風変わりなコミュニティでした。
そこで出会った様々な人と触れ合ううちに、シェアハウスの面白さに惹かれていきます。

やがて仲間と別の町家を借りて、ITサービスの開発を一緒に始めるまでに。コタツに入りながら開発に勤しむような、奇妙な起業をスタートさせたのでした。

その後、一旦は事業をたたみ、株式会社インデックスに転職、モバイル周りの企画や営業に携わるなどします。

2011年、「Startup Weekend Tokyo」という起業イベントに参加。そこで、価値や目的を共有した人同士のシェアハウス文化の提案をしたところ、あっという間に賛同者が集まり、colish立ち上げの礎となりました。

実際に今、colishで稼働しているシェアハウスは100程度あり、IT系の開発、例えばプログラマーやWebデザイナーなどが集まって共同で事業を立ち上げたり、というものが多いそうです。
自身でもシェアハウスのプロデュースをしており、「家中留学」という英語と日本語を学び合うシェアハウスを実際に立上げ、運営などをしています。

それでも当初は事業化するつもりはなかったといいます。
真の目的とやりがいは、あくまでも文化の創造にあるのです。

最前面に表示されるキャプチャーツール

kiritori
さて、そんな小原さんが紹介してくれた「これまじ!」はとても便利なMac専用のキャプチャーツール「kiritori」
Macには「command」+「shift」+「4」でキャプチャーできるように標準でなっていますが、このツールを使えばさらに便利な使い方ができるのです。

「kiritori」の大きな特徴は

・キャプチャー画像はすぐには保存されずに画面上に残る
・キャプチャーされた画像は画面の最前面に残る

ということ。

この特徴を活かすと次のような使い方ができます。

◎ホームページの構成を考える
「あのホームページのあの部分を取り入れてみたらどうなるのかな?」と思ったら、このツールの出番です。
取り入れてみたいものをキャプチャーします。
そして、自分のホームページをブラウザで開いて、キャプチャーしたものをドラッグして置いていきます。
私はこうした作業をするときは、一度自分のホームページをエクセルに貼り付けて、保存したキャプチャーを挿入して作業していましたが、このツールを使うと何ステップも作業を省略することが可能なんです!
便利ー!

これまじ!」にYahoo!を切り貼りしてみたよ!

「これまじ!」にYahoo!の一部を切り貼りしてみたよ!

◎付箋代わりに使う
ホームページを見ているとちょっとメモしておきたいなぁと思うことが出てくるものです。
そんなときも、「kiritori」を使ってさっとキャプチャーしてしまうと、付箋代わりに使えます。

◎画面を2つ開いて作業したいとき
保存するほどでもないけど、画面を見ながら作業したいときってないでしょうか?
例えば、ホームページの画面を見ながら、そこに掲載されている数値をエクセルに記入したいときにもこのツールはとても便利に使えます。
画面をキャプチャーしてしまえば、一番前に表示されますので、他のウィンドウが開いていても邪魔されることなく、作業を進めることができます。

いかがでしょうか?
文章だけの説明だとなかなか、便利さを伝えきれないところがもどかしいのですが、ぜひ一度使ってみてください。
きっと使用頻度がかなり高いツールになること間違いありません!


(取材:板羽宣人 / 記事:Rose)

今回のゲスト

colish (コリッシュ)
代表 小原 憲太郎さん(facebook

大学時代に開発したSNSサービスで起業。その後IT企業に就職し、モバイルサービスの企画・新規事業企画を担当。2011年に独立し、コンセプト型シェアハウスのポータルサイト、colish (コリッシュ)http://colish.net を立ち上げる。これまでに、プログラミングを学び合うシェアハウス、英語と日本語を本気で学び合うシェアハウス『家中留学』を立ち上げ、現在はコンセプト型シェアハウスのプロデュース、コンサルティングを行っている。


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