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子どもを歴史好きにしてくれる漫画『T・Pぼん』(タイムパトロールぼん)

今日もいいお話をお聞きすることができました。
今日のゲストは、大阪玉造のブックカフェ「バイエル (beyer)」のオーナー梅田唯史さん。
バイエルは1階には、梅田さんがドイツ・フランスのギャラリーなどに赴いて購入した美術書を扱うブックストアがあり、吹き抜けのロフトに上がると写真や美術にまつわる本が並び、ゆっくりと時間を過ごすことができるカフェスペースになっています。
私は、バイエルのその雰囲気が好きで、カフェのスペースをお借りして仕事をさせてもらったりしています。

ロフトから撮影した写真

梅田さんがバイエルを始めた想いを次のように語ってくれました。

「海外のギャラリーに買い付けに行ってみてたら、スーパーの袋をさげたおばちゃんが絵を買おうとしているんですよ。自分で購入できる範囲で作品を購入して、自分の家を素敵にするというような感覚があるんです。
でも、日本の場合はそういうことがすごく少ないと思います。ルーブル美術館展とかやるとドッと群がるけど、別にアートが好きなわけではないという感覚はさみしい気がするのです。その辺を微力なんですが、変えていければと思うんです。そういうきっかけみたいなものが街の中にたくさんあればと思いバイエルを始めました。」

すごいですね!そういう想いがあっても実際カタチにはなかなかできないものです。
私はウェブでのビジネスしかしたことがありませんので、こうしたリアルでのビジネスをカタチにする方を心底尊敬してしまいます。

さて、そんな梅田さんが紹介してくれた「これ買ってまじ良かったよ!」はなんと藤子・F・不二雄さんの漫画でした。

『T・Pぼん』(タイムパトロールぼん)藤子・F・不二雄

この漫画の内容は次の通り。(Wikipediaより引用)

タイムボートを用いて太古から遙か未来まで、さまざまな時代を飛び回り、歴史の谷間で不幸に命を落とした人々を救助するタイムパトロール隊(T・P)の並平凡(なみひら ぼん)とリーム・ストリーム、安川ユミ子らの活躍を描いたSF作品である。
歴史上の出来事に入り込むぼんたちの冒険にヒューマニズムあり、風刺あり、ギャグありのバラエティに富んだ作品となっている

タイムパトロール隊のぼんがさまざまな時代を飛び回り活躍する話しなのですが、梅田さん曰く、そこに描かれている話しが史実に忠実であり、かなりしっかりと藤子・F・不二雄さんが歴史を調べられているとのことでした。
梅田さんがこの漫画を選ばれた理由を次のように話してくれました。

「自分を歴史好きにしてくれるきっかけを与えてくれて、勉強することの楽しさを教えてくれた漫画なんですよ。

いやー。すばらしいですね。勉強することの楽しさを教えてくれた漫画!
梅田さんは小学4年生のときに、この漫画で歴史が好きになって、自分からさらに詳しく知りたいという気持ちが強くなり、他の書籍を購入してまで歴史を学ぶようになったそうです。
やらされてやる勉強は身につきにくく、自分から興味を持って勉強すれば身につくことは間違いないですもんね。
漫画1冊で「自ら勉強することの楽しさ」を教えてくれるとは、さすが藤子・F・不二雄さんですね。
私もすぐに息子用に『T・Pぼん』をポチッたことは言うまでもありません(笑)

おまけ:学校では学べないことを学べる場をつくるぞ!っと。

このような学ぶことの楽しさを教えてくれることっていろいろあるんじゃないかと思うのです。
先日、他のブログにも書いたのですが、うちの息子は「Star Walk」というiPhoneアプリがきっかけで星の世界に興味を持ちました。
「学ぶことの楽しさ」「学校では教えてくれないこと」を学ぶ場ってすごく必要なんじゃないかと思い、6月にそうしたことを学べる場を開くことを決意しました。

私は4年前から関西の起業家が集まる勉強会を主宰しています。
「wisdom sharing workshop(通称ウズウズ)」という名称で、知恵の共有をコンセプトにした勉強会です。
ここでは起業家の方たちが各々が持っているビジネスに役立つ情報を共有してくれているのですが、それを子ども向けの講義に変えて、学校では学べないことを学ぶ場としてスタートさせます。
昨日はちょうど協力してくれる方がたとの意見交換会でした。
とても有益な意見交換ができ、とてもおもしろい勉強会になりそうです。
みなさん、「ウズウズ for キッズ」のこれからの活動にぜひ注目してください!


    

今回のゲスト:ブックカフェ「バイエル (beyer)」 オーナー 梅田唯史 さん(twitter

ブックカフェのオーナーでもあり、実はデザイナーでもある梅田さん。とても素敵なデザインをクリエイトしてくれます。弊社が出しているiPhoneアプリ「ベビログ」も梅田さんにデザインしてもらっています。独特の雰囲気を持っておられる方でお話していると癒されます(笑)大阪玉造に寄られた際はぜひブックカフェ「バイエル (beyer)」と梅田さんに会いに行かれることをオススメします!

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